[ワイン][赤]メニュ・ルージュ2010
みなさんこんばんは。
今日の家飲みワインはこちら!
メニュ・ルージュ2010。
「クロ・ド・メニュ」というワインで有名な、ボルドーの
格付けシャトーがそのコンセプトをそのままに作ったワインです。
このワインを作るシャトーは、フランスの南西部、ワインの名産地である
ボルドーの中でも「サン・テミリオン」という地区に属しています。
ボルドーというと、果実味やタンニンのしっかりした
「カベルネ・ソーヴィニヨン」というブドウを思いつく人も
多いかもしれませんね。
しかし、このサン・テミリオン地区ではそのカベルネ・ソーヴィニヨンよりも
よりもまろやかでタンニンも控えめなな「メルロ」を主体としたワインが多く
作られています。
「ワインは渋いから苦手!」という人でも、メルロのワインならそれをあまり
感じずに美味しく飲めるかもしれません。
この「メニュ・ルージュ2010」もそんなサン・テミリオンらしく、
メルロとカベルネ・ソーヴィニヨンを主として作られた、まろやかな仕上がりに
なっています。
さて、まずは外観。
見た目は黒味の強い濃い色をしており、いかにもボルドーという感じ。
香りは、メルロの特徴であるプルーンや熟したベリー系の感じが前面に
出ていて、その奥からチョコレートの甘い感じやカシスの香りがほのかに
嗅ぎ取れるといった感じでした。
そして、気になるお味は、最初にコショウのようなスパイシーな感じと、
果実味のあるみずみずしさを感じたあとに、穏やかでふくよかなタンニンと
非常に長い余韻が続きます。
口の奥の方でぼうーっと残る余韻を感じていると、なにやら
焚き火の前でぼーっとしている時のような温もりや物憂ささえ感じられるよう。
そう、このワインはまるで精一杯雪合戦をしたあとで、
ストーブの前で冷えてじんじんする手を温めているような、そんなイメージを
醸し出してくれるようです。
値段も1500円程度と非常にお得なため、みなさんも一度試されてはいかがでしょう?