【ワイン】ボルサオ クラシコ ティント~例外なく、価格を超える高品質ワイン~

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安価でウマい赤ワインといえば「ボルサオ クラシコ ティント」。

2001年に結成されてからうなぎ上りのごとく評価を上げていき、今では世界的に名をとどろかせるなスペインのワイナリーの作です。

かのロバート・パーカー氏が「ボルサオは、例外なく、価格を超える高品質ワインである」と評したもので、スーパーで1,000円前後で買えるお手軽さにも関わらず高いクオリティを提供してくれる優れたワインです。

 

ワイン紹介

使用してるブドウ品種は「ガルナッチャ」。

公式サイトの紹介文によれば、ワイナリーが所有している樹齢の高い古木を使用しており、それに「カベルネ・ソーヴィニヨン」や「テンプラリーニョ」をブレンドしているとのこと。

産地はスペイン北東部「アラゴン州」の「カンポ・デ・ボルハ」。ガルナッチャの原産地として有名な地域です。アラゴンといえば中世では独立の王国を形成した地域であり、現在でも「アラゴン語」というスペイン語とはまた違った言語が生き残っている興味深い地域ですね。

 

味や風味

ベリー系の風味としっかりした果実味が特徴的でした。タンニンは穏やかであり、軽めの肉料理なんかとよく合いそうです。私が買ったスーパーでは値引きされて700円強で売っていたのですが、とてもそんな値段で楽しめる味ではありません。2,000~3,000円のワインにも引けを取らない高い品質が印象的でした。

スーパーで手軽に買えるデイリーワインとしてはかなりレベルの高い品なので、気軽にワインを飲みたいなと思った時には買って絶対損はないです。タンニンも穏やかで全体的にきめ細かい味わいなので、赤ワインが苦手な方でも十分に楽しめるとは思います。

今回は自作のビーフシチューと合わせて飲んでみました。わりと濃い味のビーフシチューだったので、それならばもう少し重めのワインでも良かったかなと思いましたが、このボルサオも悪くはなかったと個人的には思っています。

ワインのマリアージュについてはまだまだ勉強不足なところも多いですが、とにかくいろいろなワインにいろいろな料理を合わせてみて、自分なりの感覚を磨いていくしかないですね。

 

おわりに

このボルサオとは直接的には関係ないですが、冒頭で言葉を引用したロバート・パーカー氏がボルドーのプリムール試飲評価から「引退」するようです。今回の「引退」を機に、氏がワインやボルドーから完全に手を引くわけではないようですが、世界的に多大な影響力を及ぼしてきた人物が第一線から引くということで、今後のボルドーのワイン界には何かしらの変化が訪れるかもしれません。

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