一三〇七年のロバート・ブルースの再起から、一三一四年のバノックバーンの戦い、カンバスケネス議会までの流れを見る。
一三〇六年二月のロバート・ブルースによるジョン・カミンの殺害から、彼の即位、そして敗戦までを見ていく。
一二九六年から一三〇五年にかけてのスコットランドとイングランドの関係を、大陸との情勢も絡めながら見ていく。
ギエンヌ戦争がスコットランドとイングランドの関係にどのような影響を与えたか。その後の両国の関係がどのように変化していったかを見ていく。
一二九三年の海上衝突から発展したアキテーヌ公領の没収、そしてその後のギエンヌ戦争の展開と史的重要性について見ていく。
ジョン王が即位した後のイングランドとスコットランドの関係を見ていく。宗主としてのイングランド王の法的支配権が両国の関係に及ぼした影響を見ていく。
一二八六年のスコットランド王アレグザンダー三世の死から、一二九二年のジョン王の即位までの、イングランドとスコットランドの関係を見ていく。
百年戦争とスコットランドの関係をひも解く前史として、一三世紀末のブリテン諸島の状況とその歴史的経緯を見ておくことにしよう。
一二八六年の年が明けたとき、現在のイギリスやアイルランドを含むブリテン諸島から、ドーバー海峡を跨いだ先にあるフランスに至る地域には、当時三つの独立した王国が存在していた。それらは北からスコットランド、イングランド、フランスと呼ばれていた。…
中世ヨーロッパの百年戦争。世界史の教科書にも登場するこの有名な歴史的事件について、日本でも二十一世紀に入って多くの概説書が上梓された。しかしながら、いわゆる百年戦争と言われているものが必ずしもイングランドとフランスに閉じた戦争でなかったこ…