人気ワインマンガ『神の雫』で紹介されたことがあるスペインワイン「エヴォディア」。1,000円台という安さにもかかわらず、パーカー・ポイントで89点をたたき出したまさに「安旨ワイン」です。アーティスティックな流線形が描かれたラベルが特徴的ですね。
以前は赤ワインしかなかったようですが、どうやら日本限定で白ワインの販売も行っているらしく、「それなら買うしかないだろう!」と即決で購入したのがこの「エヴォディア 白」。今回は、このワインの紹介です。
エヴォディア白の特徴
基本情報
- 種類:白ワイン
- 産地:スペイン/DOカタラユド
- 品種:マカベオ 100%
- 価格:1,000円前後
香りや風味など
- 色味:緑味にやや黄味がかった色
- 香り:花、柑橘系、マスカットなど
キュツとした酸味が感じられる - 風味:フレッシュでトロピカル
ギュッと濃縮された果実味
豊かな酸味
上品な苦み
合わせたい料理
- 魚介のカルパッチョ
- 刺身
エヴォディア白を飲んでみた感想
まず香りをかいだ瞬間、「あっ!このワインはキュッとした酸味で海鮮料理に合いそう」というイメージがしました。それと同時に感じられた華やかな香り。どことなくソーヴィニヨン・ブランやミュスカデ的なイメージです。
一口飲んでみて、最初に来るのは上品でキリッとした舌触り。ですが、すぐにギュツっと濃縮された果実味が前面に押し出されます。「白ワインでこんなに強烈に果実味が感じられるものもあるのか!」とビックリした、というのが正直な感想です。
次に、最初のキリッとした印象と並行してなめらかな舌触りがやってきて、最後に感じられるのが豊かな酸味や上品な苦み。全体として、様々な味が走馬灯のように次々と感じられて非常に「面白いワインだ」と感じました。個人的な好みの話をすると、一番の推しは豊かな果実味です。
タイトルにも書いた通り、魚介のカルパッチョや刺身などの海鮮料理とよく合いそうです。気温が上がってきた晩春~夏にかけて飲むワインのラインナップにぜひ含めておきたいですね。
エヴォディア白に使われているマカベオという品種
どうやら、この味の特徴を表現しているのが「マカベオ」という品種。原産地ははっきりしていないみたいでスペインか小アジアだと推測されていますが、現在はスペイン北部での栽培が主とのこと。州によっては「ビウラ」とも呼ばれているみたいです。
産地によっていろいろと風味に変化が出るみたいなので、その土地のテロワールをうまく表現する品種ともいえるのかもしれませんね。ぜひ、他の地域で造られた単一品種のワインも飲んでみたいものです。
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