FSIG (ファーストトラスト リミテッドデュレーション投資適格社債ETF) の基準価格と分配金

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本記事はファーストトラスト リミテッドデュレーション投資適格社債ETF (FSIG) の基準価格 (株価) と分配金 (配当) の情報をまとめたものです。

記事の前半では FSIG の投資対象やベンチマークなどといった基本情報を掲載しています。中盤では FSIG の基準価格 (株価) の推移を掲載し、記事の後半では分配金 (配当) やその増配率、分配金利回り (配当利回り) といった情報を掲載しています。

FSIGの基本情報

項目 内容
名称 ファーストトラスト リミテッドデュレーション投資適格社債ETF (FSIG)
運用会社 ファーストトラスト社
市場 NYSE ARCA
ベンチマーク - (アクティブ運用)
設定日 2021/11/18
経費率 0.56%
分配金(配当)の支払い頻度 毎月

この ETF は米国の投資適格社債に投資をするアクティブファンドです。運用会社の説明によると、本 ETF は「通常の市場環境下では、ファンドの純資産総額(および投資目的の借入金)の80%以上を投資適格社債に投資することにより、投資目的の達成を目指します。純資産(および投資目的の借入金)の最大20%を、シニア・ローンやその他投資適格未満の債務証券を含む、信用度を問わない債務証券に投資することができます。当ファンドは限定デュレーション・ポートフォリオで、ブルームバーグ米国社債1-5年指数の加重平均デュレーションが±1年となるポートフォリオを構築することを目指します」とあります。

投資適格社債とは、投資適格債でかつ社債ということを意味します。

投資適格債とは?

では、投資適格債とはそもそも何でしょうか。野村證券のHPでは、投資適格債について以下のような説明がなされています。

相対的に信用力が高く、債務不履行(デフォルト)リスクの低い債券のことで、格付け会社ムーディーズではBaa格以上、同S&PではBBB格以上に格付けされている。それより低い格付けのものは「投機的格付債」または「ハイ・イールド債」と呼ぶ。

投資適格債|証券用語解説集|野村證券

社債とは?

次に社債の意味を確認していきましょう。大和証券のHPでは、社債について以下のような説明がなされています。

一般の事業会社が市場から直接資金調達するために発行する債券のこと。 「事業債」ともいいます。社債は、大きく分けると普通社債と新株予約権付社債があり、さらに担保の有無や債権者(投資家)に対する債務の弁済順位が低い劣後債などさまざまな種類があります。債券の種類のほか、格付け会社によって付与された信用力の格付けや償還年限によって金利に差が出ます。

社債 | 金融・証券用語解説集 | 大和証券

デュレーションとは?

債券の価格変動に関連する重要な概念として「デュレーション」があります。SMBC日興証券のサイトにおいて、デュレーションは以下のように説明されています。

デュレーション(Duration)には2つの意味があります。1つは、債券投資における元本の平均回収期間を示すものです(単位は「年」)。将来受け取ることのできる利息や償還金(キャッシュフロー)の現在価値の合計を計算し、それぞれのキャッシュフローを受け取るまでの期間に、キャッシュフローの現在価値合計に占める割合を掛けて合計し、計算します。一般的に、クーポンが同じであれば、残存期間の長い債券ほどデュレーションは長くなります。同じ残存期間であれば、クーポンが低い債券ほどデュレーションが長くなります。
もう1つは、金利変動による債券価格の感応度を示す指標としての意味です。一般的に、金利変動に対する債券価格の変動率が大きくなるほど、デュレーションは大きくなります。

デュレーション│初めてでもわかりやすい用語集│SMBC日興証券

したがって、債券 ETF を見る際にはその ETF に含まれている債券のデュレーションの平均値をチェックすることが大切です。

投資適格社債に投資する ETF

米国の投資適格社債に投資する ETF としては他にも以下のような ETF が挙げられます。

FSIG の基準価格(株価)の推移

つぎに、FSIG の基準価格 (株価) のリアルタイムの情報を掲載します。基準価格(株価)の情報はTradingViewが提供しているデータを用いています。

最新の基準価格 (株価) と分配金利回り (配当利回り)

 

基準価格 (株価) の時系列チャート

基準価格(株価)はチャート形式になっており、期間を変更して短期・中期・長期の基準価格(株価)の推移を確認することができます。

 

FSIG の分配金(配当)、増配率、分配金利回り(配当利回り)の推移

FSIG の分配金 (配当) と増配率、ならびにその分配金利回り (配当利回り) の推移は以下の通りです。

分配金(配当)の情報は当該ETFを提供している会社の公式データをもとに、筆者が作成しています。グラフにカーソルを重ねる、ないしはタップすることで詳細の数値を確認することができます。まずは月次のデータです。

月次の分配金 (配当) の履歴

まずは月次の分配金 (配当) の履歴を掲載します。

銘柄コード 分配金(配当)
     

年次の分配金 (配当)、増配率、分配金利回り (配当利回り) の推移

次に年次のデータを表示します。年次のデータは各年の最終日の終値を用いて分配金(配当)利回りを計算しています。

銘柄コード 分配金(配当) 増配率 終値 分配金(配当)利回り
           

年次の分配金 (配当)、増配率、分配金利回り (配当利回り) の時系列チャート

上記の表をグラフ化したものが以下のチャートになります。

YoC (Yield on Cost) の推移

各年末の終値に対して、最新年の分配金 (配当) の利回りがどの程度であるかを示す Yield on Cost (Yoc) のグラフを以下に示します。

グラフの横軸が左 (過去) に行けば行くほど縦軸 (Yoc) が高くなっていれば、より早い段階で本 ETF を購入することで長期的には高い利回りを享受できることを意味します。

FSIG のトータルリターンの推移

最後に FSIG のトータルリターンの推移を見てみることにしましょう。

グラフの横軸は最新年から何年分のトータルリターンを表すかを示します。経過年が3となっているものは過去3年分という意味です。縦軸はその経過年におけるトータルリターンです。値は年単位の平均値 (幾何平均値) を表します。

トータルリターンの計算は各年末の基準値 (株価) の終値を用いています。分配金 (配当) は再投資したものとして計算していますが、手数料や税金は考慮していません。

FSIG 以外の ETF 情報を把握したい方へ

以下ページで本ブログで取り上げているETFの情報をまとめています。ぜひ他のETFについてもご参照ください。

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