本記事は SPDR ポートフォリオ・ハイ・イールド債ETF (SPHY) の基準価格 (株価) と分配金 (配当) の情報をまとめたものです。
記事の前半では SPHY の投資対象やベンチマークなどといった基本情報を掲載しています。中盤では SPHY の基準価格 (株価) の推移を掲載し、記事の後半では分配金 (配当) やその増配率、分配金利回り (配当利回り) といった情報を掲載しています。
- SPHY の基本情報
- SPHY の基準価格(株価)の推移
- SPHY の分配金(配当)、増配率、分配金利回り(配当利回り)の推移
- SPHY のトータルリターンの推移
- SPHY 以外の ETF 情報を把握したい方へ
- おすすめ書籍
SPHY の基本情報
まずは SPHY の基本情報について見ていくことにしましょう。SPHY のベンチマークや経費率といった基本情報は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | SPDR ポートフォリオ・ハイ・イールド債ETF (SPHY) |
| 運用会社 | ステート・ストリート社 |
| 市場 | NYSE ARCA |
| 運用 | インデックス運用 |
| ベンチマーク | ICE BofA US High Yield Index |
| 設定日 | 2012/06/19 |
| 経費率 | 0.05% |
| 分配金(配当)の支払い頻度 | 毎月 |
運営会社の公式HPには、この ETF の概要について「１兆ドル以上の米ドル建てハイイールド債のエクスポージャーを提供することを目指す低コストETF」で「投資適格以下の格付けが付与され、発行時点で最終満期まで少なくとも18ヵ月の残存期間を有し、固定金利クーポンを支払い、最低発行残高が2億5,000万ドルの公募発行された米ドル建てハイイールド債」に投資するものと説明されています。
ハイイールド債とは？
「ハイイールド債」ないしは「投資適格以下の格付け」の意味を明確にしておきましょう。野村證券のHPでは、投資適格債について以下のような説明がなされています。
格付けが低い分、利回り（＝イールド）が高い投機的格付債券のこと。格付け会社によって格付けされる債券の信用度において、S＆PならBB格以下、ムーディーズならBa以下に格付けされている。デフォルト（債務不履行）や元本割れなどが発生するリスクが高い分、利回りは高く設定されている。 投資信託業界では、海外の低格付け・高利回りの社債や事業債を投資対象としたハイ・イールド債ファンドが数多く設定されている。
ハイ・イールド債｜証券用語解説集｜野村證券
ハイイールド債に投資する ETF
米国のハイイールド債に投資する ETF としては他にも以下のような ETF が挙げられます。
SPHY の基準価格(株価)の推移
つぎに、SPHY の基準価格 (株価) のリアルタイムの情報を掲載します。基準価格(株価)の情報はTradingViewが提供しているデータを用いています。
最新の基準価格 (株価) と分配金利回り (配当利回り)
まずは SPHY のオーバービューです。
基準価格 (株価) の時系列チャート
次に、SPHY の基準価格 (株価) の推移を掲載します。
基準価格(株価)はチャート形式になっており、期間を変更して短期・中期・長期の基準価格(株価)の推移を確認することができます。
SPHY の分配金(配当)、増配率、分配金利回り(配当利回り)の推移
SPHY の分配金 (配当) と増配率、ならびにその分配金利回り (配当利回り) の推移は以下の通りです。
分配金 (配当) の情報は当該 ETF を提供している会社の公式データをもとに、筆者が作成しています。グラフにカーソルを重ねる、ないしはタップすることで詳細の数値を確認することができます。まずは月次のデータです。
月次の分配金 (配当) の履歴
まずは月次の分配金 (配当) の履歴を掲載します。
| 銘柄コード | 月 | 分配金(配当) |
|---|---|---|
年次の分配金 (配当)、増配率、分配金利回り (配当利回り) の推移
次に年次のデータを表示します。年次のデータは各年の最終日の終値を用いて分配金(配当)利回りを計算しています。
| 銘柄コード | 年 | 分配金(配当) | 増配率 | 終値 | 分配金(配当)利回り |
|---|---|---|---|---|---|
年次の分配金 (配当)、増配率、分配金利回り (配当利回り) の時系列チャート
上記の表をグラフ化したものが以下のチャートになります。
分配金 (配当) の推移
増配率の推移
分配金利回り (配当利回り) の推移
YoC (Yield on Cost) の推移
各年末の終値に対して、最新年の分配金 (配当) の利回りがどの程度であるかを示す Yield on Cost (Yoc) のグラフを以下に示します。
グラフの横軸が左 (過去) に行けば行くほど縦軸 (Yoc) が高くなっていれば、より早い段階で本 ETF を購入することで長期的には高い利回りを享受できることを意味します。
SPHY のトータルリターンの推移
最後に SPHY のトータルリターンの推移を見てみることにしましょう。
グラフの横軸は最新年から何年分のトータルリターンを表すかを示します。経過年が3となっているものは過去3年分という意味です。縦軸はその経過年におけるトータルリターンです。値は年単位の平均値 (幾何平均値) を表します。
トータルリターンの計算は各年末の基準値 (株価) の終値を用いています。分配金 (配当) は再投資したものとして計算していますが、手数料や税金は考慮していません。
SPHY 以外の ETF 情報を把握したい方へ
以下ページで本ブログで取り上げているETFの情報をまとめています。ぜひ他のETFについてもご参照ください。
はてなブログのランキングに参加しています。本記事をいいなと思っていただけたら、ぜひお気軽にバナーをクリックしていただけるとありがたいです。
