Google が提供している無償のダッシュボード構築ツールに Looker Studio (旧 Data Portal) というものがあります。2022年10月に Google の旧 Data Portal が Looker Studio へと名称変更し、よりサービスの強化が期待されます。
Looker Studio の強みのひとつとして、様々なデータソースとの連携が可能なことが挙げられます。Google Analytics (GA4) もそのひとつで、Looker Studio との連携によって分析の幅が広がります。本記事ではそんな Looker Studio を使用して、Google Analytics (GA4) とのデータ連携の方法を解説します。
Looker Studio と Google Analytics (GA4) を連携する方法
Looker Studio と Google Analytics (GA4) のデータ連携には複数のやり方があります。ここでは主なやり方として、3パターンを紹介します。
連携方法①：グラフのデータソースから追加
最初に紹介するのは Looker Studio でレポートを開いた後、何かしらのグラフを作成し、その編集画面からデータソースの追加を行う方法です。
まず、白紙の Looker Studio レポートを作成し、上部メニューの「挿入」から任意のグラフ (時系列グラフなど) を選択し、レポートに貼り付けます。その後グラフを選択し、画面右に表示される編集画面の「データソース」から「データを追加」を選択します。
すると「データのレポートへの追加」モーダルが表示されるので、データに接続のなかから Google Connectors にある「Google アナリティクス」を選択します。
その後は表示された画面に従って「アカウント」⇒「プロパティ」を選択し、Looker Studio で表示したい Google Analytics のプロパティを選択します。最後に画面右下の「追加」ボタンを押すことで Looker Studio 上で Google Analytics のデータを扱えるようになります。
連携方法②：メニューの「リソース」からデータソースを追加
Looker Studio のページを開いた後、上部のメニューにある「リソース」から「追加済みのデータソースの管理」を選択します。
すると「データソース」という名前のモーダルが開くので、そこから「データソースを追加」を選択し、新たに Google Analytics のデータを連携することができます。以降の操作は上記の連携方法①と同様です。
連携方法③：ナビゲーションページからデータソースを追加
連携方法①と②は Looker Studio のページ単位でデータソースを追加する方法です。一方で、複数の Looker Studio レポートで Google Analytics のデータを使用したい、そのために毎回各レポートでデータソースの追加をするのは億劫だということもあるかと思います。
その際に便利なのが Looker Studio のナビゲーションページからデータソースを追加する方法です。このページで左上の「作成」ボタンから「データソース」を選択することで、新しくデータソースを追加することができます。
以降の操作は上記の連携方法①や②と同様ですが、ここで作成したデータソースは複数のレポートにまたがって共通のものを使えるため、複数のレポートでデータソースを活用したい際や、独自のフィールドやパラメータを追加した後にそれが全部のレポートに反映されるようにしてほしい場合などに重宝します。
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