本記事は iシェアーズ 優先株式＆インカム証券ETF (PFF) の基準価格 (株価) と分配金 (配当) の情報をまとめたものです。
- PFF (iシェアーズ 優先株式＆インカム証券ETF) とは？
- PFFの基準価格(株価)の推移
- PFF の分配金(配当)、増配率、分配金利回り(配当利回り)の推移
- PFF 以外の ETF 情報を把握したい方へ
- おすすめ書籍
PFF (iシェアーズ 優先株式＆インカム証券ETF) とは？
まずは PFF の基本情報について見ていくことにしましょう。PFF のベンチマークや経費率といった基本情報は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | iシェアーズ 優先株式＆インカム証券ETF (PFF) |
| 運用会社 | ブラックロック社 |
| ベンチマーク | ICE Exchange-Listed Preferred & Hybrid Securities Index (USD) |
| 経費率 | 0.46% |
| 分配金(配当)の支払い頻度 | 毎月 |
優先株式とは？
運営会社の公式HPには、この ETF の概要について「米ドル建て優先株式・ハイブリッド証券を対象とした指数と同等の投資成果をあげることを目指しています」とあります。
では、優先株式とはそもそも何でしょうか。SMBC日興証券のHPでは、優先株 (=優先株式) について以下のような説明がなされています。
優先とは、種類株式の一種で、他の株式に比べて優先的地位を持っている株式のことをいいます。多くの場合、配当（剰余金）や会社清算時の残余財産を普通株より優先して受ける権利を有する一方、議決権に一定の制限が付された株式のことをいいます。逆に、普通株よりも劣る地位の株式を劣後株といいます。一般的に、優先株が上場されるケースは少なく、事業会社に対する支配規制のある金融機関などが引き受けるのが通常です。
優先株│初めてでもわかりやすい用語集│ＳＭＢＣ日興証券
優先株式に投資する ETF
米国の優先株式に投資する ETF としては他にも以下のような ETF が挙げられます。
PFFの基準価格(株価)の推移
つぎに、PFF の基準価格 (株価) のリアルタイムの情報を掲載します。基準価格(株価)の情報はTradingViewが提供しているデータを用いています。
最新の基準価格 (株価) と分配金利回り (配当利回り)
基準価格 (株価) の時系列チャート
基準価格(株価)はチャート形式になっており、期間を変更して短期・中期・長期の基準価格(株価)の推移を確認することができます。
これを見ると、PFF の基準価格 (株価) は長期で見ると緩やかに低下傾向にあるようです。また、優先株は発行体の多くが金融業に含まれており、その関係もあって PFF は金利の上昇局面や金融危機の際には基準価格 (株価) が大きく下落する傾向にあります。
PFF の分配金(配当)、増配率、分配金利回り(配当利回り)の推移
PFF の分配金 (配当) と増配率、ならびにその分配金利回り (配当利回り) の推移は以下の通りです。
分配金(配当)の情報は当該ETFを提供している会社の公式データをもとに、筆者が作成しています。グラフにカーソルを重ねる、ないしはタップすることで詳細の数値を確認することができます。
月次の分配金 (配当) の履歴
まずは月次の分配金 (配当) の履歴を掲載します。
| 銘柄コード | 月 | 分配金(配当) |
|---|---|---|
年次の分配金 (配当)、増配率、分配金利回り (配当利回り) の推移
次に年次のデータです。年次のデータは各年の最終日の終値を用いて分配金(配当)利回りを計算しています。
| 銘柄コード | 年 | 分配金(配当) | 増配率 | 終値 | 分配金(配当)利回り |
|---|---|---|---|---|---|
年次の分配金 (配当)、増配率、分配金利回り (配当利回り) の時系列チャート
上記の表をグラフ化したものが以下のチャートになります。
分配金 (配当) の推移
分配金 (配当) の増配率の推移
分配金利回り (配当利回り) の推移
PFF は年々、徐々に分配金 (配当) が下がってきています。2022年、2023年は金利の上昇によって基準価格 (株価) が低下し、その影響で分配金 (配当) の利回りは増加しています。
PFF 以外の ETF 情報を把握したい方へ
以下ページで本ブログで取り上げているETFの情報をまとめています。ぜひ他のETFについてもご参照ください。
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