SDYの株価や配当金の最新情報 (2024/03/17時点)

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はじめに SDYとは?

SDY (SPDR S&P Dividend ETF) とは、ステート・ストリート社が提供している「上場投資信託 (ETF)」のひとつです。日本語名では「SPDR S&P 米国高配当株式ETF」と呼ばれます。

S&P1500指数の構成銘柄のなかから、過去20年にわたり毎年、継続的に増配する経営方針を取る企業株を対象としたETFです。

本記事では2024年3月17日時点のデータをもとに、このETFの基本情報や最新の状況について解説していきます。

 

SDYの基本情報

SDY (SPDR S&P Dividend ETF) とは、ステート・ストリート社が提供している「上場投資信託 (ETF)」のひとつです。日本語名では「SPDR S&P 米国高配当株式ETF」と呼ばれます。

SDYの基本情報は以下の通りです。ソースはブルームバーグのものを参照しています。なお、配当利回りのみ参照日時点ではSeeking Alphaのものを参照しています。年初来リターンも以下の記述と合わせるためにGoogleのデータをソースとしています。

項目 内容
名称 SPDR S&P 米国高配当株式ETF (SPDR S&P Dividend ETF)
運用会社 ステート・ストリート社
市場 NYSE ARCA
ベンチマーク S&P High Yield Dividend Aristocrats Index
資産総額 204.23億米ドル (2024/03/15)
基準価格 (NAV) 127.598866米ドル (2024/03/15)
直近配当利回り 2.58% (2024/03/15)
年初来リターン 1.71% (2024/03/15)
設定日 2005/11/15
乖離率 0.02%
経費率 0.35%

S&P High Yield Dividend Aristocrats Indexとは、S&P1500指数の構成銘柄のうち、過去20年にわたり毎年、継続的に増配する経営方針を取る企業株を対象とする指数のことで、配当支払額を用いて保有銘柄のウェートが決められています。また、各銘柄の保有上限は4%となっています。

1月、4月、7月、10月の四半期に1回リバランスが行われます。

インデックス連動ETFのなかでは比較的経費率は高めの水準になっています。リバランスを年4回行っているのと、後述するように配当加重であるのも併せてやや経費がかかるのかもしれません。

 

SDYの株価推移

SDYの年初来、過去1年間、過去5年間、設定来の株価推移は以下の通りです。長期で見れば順調に株価が伸びているようですが、ここ3年間ほど株価はほぼ横ばいで推移しているようです。

なお、ソースはGoogleが提供している株価情報となっています。

年初来

年初来で株価は+1.71%となっています。

SDYの年初来株価推移

SDYの年初来株価推移

過去1年間

過去1年間で株価は+5.02%となっています。

SDYの過去1年間の株価推移

SDYの過去1年間の株価推移

過去5年間

過去5年間で株価は+31.21%となっています。

SDYの過去5年間の株価推移

SDYの過去5年間の株価推移

設定来

設定された2005年11月からで株価は+134.44%となっています。

SDYの設定来の株価推移

SDYの設定来の株価推移
 

SDYの配当金情報

SDYの配当金

SDYの2024年3月の配当金は前年同月比で0.7%減0.7079米ドルでした。

SDYは2014年から2017年にかけて特別配当を支払っていたので、配当金の支払い額のグラフはガタガタしています。2018年から2021年にかけて増配はしていましたが、2021年以降配当金の支払い額は横ばいないしは微減しています。

なお、以下のチャートはSeeking Alphaから引用したものです。

SDYの年次配当金額推移

SDYの年次配当金額推移

SDYの配当利回り

次に、SDYの配当金まわりの情報についてまとめていきます。

SDYの分配金利回りは2.58% (2024/03/15時点。Seeking Alpha) となっています。ここ3年ほどは株価もあまり上昇しておらず、配当金の支払い額も横ばいですが、ヒストリカルにみればやや低めといったところでしょうか。

以下のチャートはSeeking Alphaから引用したものです。コロナショック期を除けば配当利回りが高い時には2%台後半に達していますが、低い時には2.5%当たりで推移しています。現在は2.58%なので中程度となっているようです。

SDYの過去5年間の配当利回り推移

SDYの過去5年間の配当利回り推移
 

過去の株価で現在の配当金額を割ったYOC (Yield On Cost)は長期で見れば伸びており、10年前にSDYを購入していればYOCは4.53%となっています。ただし、ここ3年ほどは株価も配当金支払額も横ばいで推移しているため、YOCも横ばいになっています。

SDYの過去10年分のYOC

SDYの過去10年分のYOC

SDYの構成銘柄

S&P社の公式ホームページによれば、SDYが連動しているインデックスの構成銘柄数は136となっています。なお、データの参照日は2024年3月17日です。

以下に、SDYを構成する上位10銘柄のティッカーとそのファンドの割合を記載します。ソースはブルームバーグのもので、2024年3月16日に参照した情報となっています。

ティッカー 割合
MMM 2.42%
O 2.00%
EIX 1.81%
IBM 1.75%
CVX 1.70%
ABBV 1.70%
XOM 1.67%
TROW 1.65%
KMB 1.61%
WEC 1.59%

これら上位10銘柄が占める割合は17.9%となっています。もともと1銘柄が占める割合は4%までとキャップをかけていますが、今はそれに到達している銘柄はなく、比較的分散はされているようです。

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