ゲーム開発においてヒューリスティク評価とユーザーテストを組み合わせる

プロダクトを改善する手法の1つとしてヒューリスティック評価というものがあります。これは、経験則 (ヒューリスティック) に基づいてユーザビリティを評価し、UI上の問題点を発見するといったもので、1990年に Jacob Nielsen らによって提唱され、生産性ソ…

アジャイルなゲーム分析方法、RITE メソッド:高速かつイテレーティブにテストと改善を主導する方法

ゲームやモバイルアプリのように高速で時にアジャイルな方法を取る開発現場においては、分析やリサーチのリードタイムが時にネックとなる場合があります。そういったリードタイムに起因する課題解決の「遅延」を可能な限り抑えるために様々な工夫が開発やテ…

海外のゲーム分析で用いられている PENS (The Player Experience of Need Satisfaction) モデル

GEQ (Game Experience Questionnaire) と並んで欧米ではよく使われるらしいモデルである PENS (The Player Experience of Need Satisfaction)。 もともとの提唱が 2007年と古めなため(ちょうどPlayStation3が出たばかりのころ。もちろんスマホなんかない時代…

海外で用いられているゲーム分析手法、GEQ (Game Experience Questionnaire) について調べてみた

Games User Research の本の中で調査手法の1つとして紹介されていた GEQ (Game Experience Questionnaire)。今回はその GEQ とはなんぞや?について調べてみたという記事になります。 Games User Research (English Edition)OUP OxfordAmazon GEQ とは? GEQ…

GUR 読書メモ Chapter 9: Surveys in Games User Research

Games User Research の読書メモ。 今回も、GUR の手法を論じた章から今回もピックアップしました。第9章の「ゲーム・ユーザーリサーチにおける調査 (Surveys in Games User Research)」です。 筆者はバーゼル大学 (University of Basel) の Florian Brühlma…

GUR 読書メモ Chapter 8: A framework for player research

Games User Research の読書メモ。 前回に引き続き、GUR の手法を論じた章から今回もピックアップしました。第8章の「プレイヤー調査のための枠組み (A framework for player research)」です。 筆者はイギリスに拠点を置くゲームリサーチ会社である Player …

GUR 読書メモ Chapter 7: An Overview of GUR Methods

Games User Research の読書メモ。 これまでプロセスの話が主だったため、今回は少し趣向を変え、第7章の「GUR 手法概観 (An Overview of GUR Methods)」です。 筆者は Oculus Rift で Principal User Researcher を務める Michael C. Medlock 氏。 本記事中…

GUR 読書メモ Chapter 3: It is all about process

Games User Research (English Edition)OUP OxfordAmazon Games User Research の読書メモ、今回は第3章の「すべてはプロセスの問題だ (It is all about process)」です。 筆者は Ubisoft Montreal User Research Lab で process manager を務める David Tis…

GUR 読書メモ Chapter2: Game User Research as part of the development process in the game industry

もう出版されてから1年ほど経ちますが、ゲーム業界における海外のユーザーリサーチ動向を学ぶために Games User Research という本を買いました。 Games User Research (English Edition)OUP OxfordAmazon その読書メモをつらつらと書いていこうと思います。…

R初学者のためのオススメ書籍

データ分析を行うにあたって Python と並んで人気の言語が R です。様々な統計解析や可視化を簡単なコマンドで実行でき、SQL の集計ではカバーできない範囲の分析を行う際には私もよく使用しています。 この記事では、私が R を学ぶ際に参考にした書籍を紹介…